とても嬉しい出来事・・・
1月31日(火)にとても嬉しい出来事が起こりました。前日までに降り積もった雪は公民館前や、駐車場にかなり残っていました。30日(月)は、何人かの職員で玄関前を除雪しましたが、放課後児童クラブの迎えの方や社会体育の方、私たちが使う駐車場までは手が回りませんでした。31日の(火)の放課後、職員で駐車場の除雪をしようと計画していたお昼のことでした。若者2人が13時前に職員室を訪ねて来られました。聞いてみると、今日は仕事が休みで、何か学校に役に立つことを、除雪をさせてくださいとのことでした。ここの卒業生であることも分かりました。お名前は大久保さん、堀尾さんと言われます。対応した校長、教頭は突然の申し入れに、びっくりするやら、うれしいやら、とても温かい気持ちになりました。
それから、校舎北側のまだまだ固い雪を一生懸命除雪してくださいました。途中、水分も取られながらの作業でした。あまりに申し訳ないので、「そろそろ…、もう大丈夫です。無理されないようにしてくださいね。」と何度か言うと、「できるところまではします。こんなときはありがとうと、みてくださっていたらいいですよ」とまで言われました。お二方のお言葉が本当に嬉しかったです。
その日の子どもたちの下校の際には、担当の教員がこのお二人のことを話しました。除雪に気づいている子どもたちもいました。びっくりしている子どもたちもいました。放課後になり、職員も除雪しましたが、もうかなり進んでいました。ほぼ駐車場がきれいになる頃には、4時を回っていました。結局、3時間以上もお二人で除雪をしてくださいました。その姿や気持ちに、本当に頭が下がります。残っているところは、職員作業で除雪しました。
後でわかったのですが、お二人のうちお一人の方は、月曜の社会体育でバレーをされているとのこと、30日(月)に駐車ができなくて、困られたことから、明日休みだしするかなと思われたそうです。改めて、ありがたいのと、申し訳ないのと、嬉しいのといろいろな思いがこみ上げてきました。でも、じーんと心がほんわか温かかったです。と同時にこのお二人が育った瑞穂地区、瑞穂小学校は素晴らしいなと感じました。また、この気持ちや文化を今の子どもたちにも引き継いでいかないといけないとも思いました。
次の日、全校集会で子どもたちにもお二人の写真を見せながら、瑞穂には素晴らしい方がおられますということをもう一度紹介しました。そして、その日にあった学校運営協議会でも、委員の皆さんにこのお話を紹介しました。それくらい本当に本当に嬉しい出来事でした。若いお二人の姿に見習うべきことがたくさんあり、(お仕事もあるとは思いますが)学校にもどんどん足を運んでいただきたいと思いました。最後になりましたが、大久保さん、堀尾さん、本当にありがとうございました。